朝日新聞 2012年7月23日の朝刊に、福島県から子どもを連れて県外に避難している母親たちに対するアンケート結果が掲載されていました。
アンケートは、222人(山形85人、新潟46人、秋田36人、北海道14人、東京10人)の母親からとったもので、県外母子避難の窮状や課題が手に取るようにわかる内容でした。一部抜粋してご紹介します。
●避難生活で困っていること(複数回答)
・二重生活の経済的負担 191人
・将来の展望が立たない 146人
・賠償金支払いに不安 93人
・父別離で子どもに影響 93人
・子どもの様子が心配 71人
●改善が必要なこと(複数回答)
・生活一時金の支援 148人
・子どもの教育・保育支援 124人
・住宅に対する支援 113人
・賠償の相談や手続き 104人
・福島件との往復バス運行 101人
●経済的負担の額(複数回答)
・月7万~10万円 63人
・5万~7万円 60人
・10万円以上 48人
負担が重いのは「福島との間の交通費」が110人、次に、食費、光熱費。
●避難した理由(複数回答)
・放射能による子どもの健康被害への不安 219人
・子どもを外で遊ばせられない 183人
他に、「自分の精神的ストレス」と答えた人が「子どもの精神的ストレス」の2倍近い。
●避難生活をいつまで続けるのか
・子どもがある程度大きくなるまで 49人
・放射線量が下がるまで 47人
・戻るつもりはない 48人
詳細はこちら >>> 朝日新聞 2012年7月23日03時00分
http://digital.asahi.com/articles/TKY201207220333.html