男女共同参画局が、東日本大震災を受け、被災地及び被災地を支援した地方公共団体、民間団体等対象象に男女共同参画の視点による震災対応状況調査を実施しました。これらを含めて「男女共同参画関係資料集」としてサイトにまとめられています。

●男女共同参画の視点による震災対応状況調査
http://www.gender.go.jp/saigai/index.html

 

以下、調査結果の主だった内容を抜粋してみました。

▼過去に震災を経験した地方公共団体の防災計画に、男女共同参画の視点からの記載があったものは、収集した84 計画中81 計画(96.4%)。ただしその内容も、女性に配慮した避難所の運営を記載したものは(45 計画、53.6%)と半分程度。

▼被災3県の地方公共団体が、避難所等におけるニーズや要望として把握したもののうち、男性に比べ女性からの要望が多く把握されたものは、男性の目線が気にならない「更衣室・授乳室、入浴設備」(男女差42.9 ポイント)、妊婦健診等の「母子保健サービスの実施」(差18.7 ポイント)、「現地支援体制によるニーズの把握」(差16.5 ポイント)、「医療機関の受入れ支援」(差16.5 ポイント)などと、男女のニーズにかなり差がある項目があることがわかる。

▼東日本大震災への対応に関し、地方公共団体に内閣府男女共同参画局が出した文書について、「知っており、市町村や関係部署・体等に文書を送付した」はわずか7.6%。「知っており、市町村や関係部署・団体等と連携して対応した」は4.5%で、「知っていたが、対応は不十分だった」の13.3%を合わせても、全体では約4分の1しか文書を認知していないことがわかった。

▼その他、資料の最後にある自由記述・インタビュー調査の結果からは、避難生活での問題点がより浮き彫りになっています。

 

東日本大震災での男女共同参画の視点からの防災や復興について、対応等をまとめた資料ですので、ダウンロードして使うことが可能です。

1/4 PDF形式 [PDF:443KB] 2/4 PDF形式 [PDF:466KB] 3/4 PDF形式 [PDF:471KB] 4/4 PDF形式 [PDF:489KB] (平成24年9月26日更新)

男女共同参画局・男女共同参画の視点を踏まえた東日本大震災への対応について
http://www.gender.go.jp/saigai/index.html

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