東日本大震災女性支援ネットワークでは、2月23日、岩手県宮古市の宮古市総合福祉センターで「女(わたし)たちの復興・復幸 連続講座・交流会 in いわて」を開催しました。女性の視点をふまえた復興に関わる学習と活動をする女性どうしのネットワークづくりの機会を通じて、東日本大震災からの復興に地域レベルで関わる女性たちをエンパワーメントする目的で企画したものです。昨年11月に盛岡市、12月に釜石市で開催し、今回が最終回となりました。

今回は、県の計画である「岩手県東日本大震災津波復興計画第2期復興実施計画(案)」がパブリックコメント期間であることをふまえて、実際にパブリックコメントを書いてみることで、県の復興政策を知り、それを、一人一人の毎日の生活に引きつけて考えてみる、というプログラムとしました。

参加者は、岩手県内の宮古市や大槌町、盛岡市などで復興に携わる地域の女性たち14名。前半は、東日本大震災女性支援ネットワーク政策提言アドバイザーで東京大学社会科学研究所特任研究員の皆川満寿美による「岩手の復興政策を女(わたし)たちのものに」に始まり、続いて、もりおか女性センター主催講座修了生による市民グループ「エンパワーメント11(い)わて」の高橋福子さんから「復興に声を届ける方法『パブリックコメント』」とは?」と題してお話をいただきました。後半は、皆川満寿美による「コメントを書こう!」で、第2期復興実施計画の内容や、パブリックコメントへの有効な回答のしかたについて簡単に解説した後、グループワークとして、実際にコメントを書いてみる作業に取り組みました。復興実施計画は、最初に取りまとめられた「岩手県東日本大震災津波復興計画」とは異なり、主要部分は、分野ごとの復興事業が列挙されたものでしたので、コメントが難しいところもありましたが、日頃ひとり一人が感じていることが、入っているかどうかを確認したり、どの分野や事業と関係しているかを考えたり、また、どう書き換えたらいいのか、有効な表現はどのようなものなのかを考えながら、作業を進めていきました。日頃文章を書き慣れていない方からはうなり声も上がりましたが、終わる頃には、満足げな面持ちの方がたくさんみえました。

参加者からは「多くの条例や実施計画の事、普段生活していて大事な事なのに知らない事が沢山ありとても勉強になりました。もっと多くの女性達が声をあげていかなければならないと思いました」「相手に受け入れられるようにパブコメを作成して提出するヒントになって良かった」などのご感想をいただきました。また、後日、講座での学習をいかしてパブリックコメントを提出したとのご報告が複数の参加者から寄せられました。(ご感想の詳細については、以下をご覧ください)

※開催に当たっては、宮古市にご後援をいただき、また、地元の女性グループである「あじさいの会」「エンパワーメント11(い)わて」からご協力をいただきました。深く感謝申し上げます。

 

女(わたし)たちの復興・復幸 連続講座・交流会 in いわて アンケート集計

 

○日 時:2014年2月23日(日)10時~16時

○会 場:宮古市総合福祉センター伝承室

○参加者:14名(アンケート回答者10名)

 

復興に声を届ける大切さ はいかがでしたか?

①参考になった…9名 ②まあまあ参考になった…0名 ③参考にならなかった…0名

無回答…1名

Ÿ   講座をむつかしいと考えておりましたが、先入観より参加。たくさんの市民に参加してもらいたかった、と思いました。参画の方法を知ってもらえたのに…。

Ÿ   法律や計画・条例についての重要性、書いてあることがきちんと実施されているか検証していくこと、検証できる自分(女性)にならなければと意を新たにした。

Ÿ   復興と云っても実際進んでません。そして心もいやされてません。話だけではだめです。

Ÿ   多くの条例や実施計画の事、普段生活していて大事な事なのに知らない事が沢山ありとても勉強になりました。もっと多くの女性達が声をあげていかなければならないと思いました。

Ÿ   貴男まかせの女性でも従っていながら思いはくすぶっている事が日常です。発言する事で自分の生活がより健やかになれるなら不平不満を言ってみる伝えて見る事は価値があります。子ども達にもより住みやすい社会になれると予想できます。

Ÿ   あっという間の時間でした。市民が目を光らせて(?)いる必要があると思いました。

Ÿ   男女共同参画をとりまく法律を具体的に説明していただいて参考になった。

Ÿ   新聞は見ているのですが知事会見から見えてくる物を気づかせていただきました。

Ÿ   「声を届ける大切さ」というタイトル通り、行政に声を届ける方法を教えて頂けた。

Ÿ   法律や条例をしっかり読み解くことの大切さと、それを基に声を上げていくことの大切さの両方を学ぶことが出来ました。(浅い自分に反省…)

 

復興に声を届ける方法「パブリックコメント」とは? はいかがでしたか?

①参考になった…6名 ②まあまあ参考になった…1名 ③参考にならなかった…0名

無回答…3名

Ÿ   行政職員でいらっしゃる福子さんのお話、いつも感心して聞いてます。今日も宮古市の職員、なぜ参加がないのか…?との思いでおりました。

Ÿ   パブコメを提出することが担当者を後おしすることになるはそのとおりと思うが、残念ながらそう感じることのできないジェンダー視点のない職員もおり、自治体職員自体の男女共同参画の推進がもっと必要です。

Ÿ   多いに話を煮つめてるんだなーと思いました。回を重ねることによって色んな事を学べると思いました。

Ÿ   提言文の書き方は心に伝わるもので、これなら係も目を通してくれるだろうと思いました。心を大切にしたいなら相手の心にも敬意を表す:基本なんですね。

Ÿ   具体的な内容が聞けてよかったです。

Ÿ   意見を届けなければ伝わらない回答が届けられ(?)又次に進むことを考えて行動しなければと思う。

Ÿ   「資料ありがとうございます」「意見として伺います」毎回社協の(局長)お話しです。進まない理由が解り次回は返事いただけるよう努力したいと思います。

Ÿ   女性たちのつながりと活動の広がり、動くことで更につながるエンパワーメントをこれからもゆる~く、なが~く続け情報発信して下さい。パブコメは「リプライ出来るようなコメントを書くこと」も改めて納得でした。

 

岩手県復興実施計画(第2期)を読む はいかがでしたか?

①参考になった…7名 ②まあまあ参考になった…0名 ③参考にならなかった…0名

無回答…3名

Ÿ   解りました!勉強不足ですが今出来ることをしながら生きて行ければと思います。

Ÿ   知識不足を補充された気分でした。

Ÿ   ふだんは読む事もなかったので、ナビがとても良かったです。

Ÿ   わかりやすい説明ありがとうございました。

Ÿ   相手に受け入れられるようにパブコメを作成して提出するヒントになって良かった。

Ÿ   読み方と有効なパブコメ提出(「参考になった」理由として)

Ÿ   わかりやすい意見ですゝめて行けるかなーと思いました。

 

グループワーク:「パブリックコメント」を書いてみましょう はいかがでしたか?

①参考になった…6名 ②まあまあ参考になった…1名 ③参考にならなかった…0名

無回答…2名

Ÿ   なかなかまとめきれなかったのですが、本日中に提出めざして帰ったら整理して提出します。

Ÿ   これから何かの点で本当に参考・生かされると思う。

Ÿ   自分にできるか不安でしたが、指導がよいのでやれたかな?

Ÿ   時々によって効果のある言葉の話し方書き方等勉強になった

Ÿ   あれもこれも門外が多いので大型店、宮古病院を書きました。難しい!思いのまゝですみません。

Ÿ   やってみたいと思えました。ありがとうございます。

Ÿ   自分の視点が明確になりました。

 

講座・交流会参加前後で、復興に向けてあなた(あるいはあなたのグループ)ができることやしたいことが具体的に描けるようになりましたか?

①なった…5名 ②少しなった…3名 ③ならなかった…0名

無回答…2名

Ÿ   皆さんのいろいろな話を伺い力をいただきました。ありがとうございます。これからの学びのヒントになります。一歩でも前進出来たらいいなーと思ってます。またネットワークづくり、人との出あいの場となりますことに感謝致します。

Ÿ   仲間とゆっくり話し合いたい。現場から発信できる事があるかもしれないと思える。ありがとうございました。

Ÿ   グループは休会中ですが、3年間動き続けたことで少々疲れ気味!!新年度から時間をと思います。知らない方があり、お話し伺えて勉強になり感謝申し上げます。

Ÿ   みなさまとつながることが出来、感謝です。講師の皆川さんみなさまありがとうございました。

Ÿ   被災はしたものの、岩手の女性たちの「力」を感じられてとても良かった。これをどうにか生かして/活かしていかなければと更に思いました。

Ÿ   沿岸の方、実家を沿岸に持つ方、支援する方、様々な立場の方からの意見を聞き、自分の考えや立場とは違った所から復興計画を見て大変参考になりました。特に地域の方から見た復興のあり方、ということでは本当の悩んでいる所、必要な所への訴えが知れて良かったです。

Ÿ   被災地の思いを強く感じました。

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