3月6日全日本自治体労働組合(自治労)のシンポジウム「被災から3年、災害に強いまちをどうつくるか」が行われました。
これは東日本大震災女性支援ネットワーク(RT)が執筆に加わり、昨年9月に発行された「災害に強いまちくり」(自治労発行)を契機に、自治労として、大規模災害対応を踏まえ、特に女性の視点を重視した取組みの一環です。
当日はRT共同代表の中島明子と編集にかかわった福田紀子が参加し、中島による「女性の視点からの防災まちづくり」、石巻市危機対策課 長二上洋介氏「復興の現状と防災対策」のお話に続き、高知県議坂本茂雄氏を交えてのパネル討論が行われ、約70名の組合員、関係者が災害時の対応のみならず、長い復興過程や防災対策に際して、自治体職員に必要な視点や現状を学びました。
自治労からは、特に災害時の女性の視点が自治体のなかで定着するにはまだまだ継続的な取組みが必要であり、今後も引き続き取り上げて行くことが表明されました。
「被災から3年、災害に強いまちをどうつくるか」
1.日時 2014年3月6日(木) 13時~16時30分
2.場所 東京市ヶ谷 TKPカンファレンスセンター7F
http://tkpichigaya.net/access.shtml3.企画主旨
東日本大震災から3年が経過しようとしているが、被災地の復興への道のりは課題が山積している。
3年が経過して現在どのような問題が生じているか、地域の政策づくりや今後の発災にどのように対応し、また、自治体職員として何をしなければならないか、集会を通じて共有化をはかる。4.タイムスケジュール
■1.報告
(1)13時~13時10分
自治労本部あいさつ 荒金廣明 自治労本部副委員長
(2)13時10分~13時30分
自治研作業委員会「災害に強いまちづくり」報告 勝島行正 神奈川県地方自治研究センター主任研究員
(3)13時30分~13時50分
「女性の視点からの防災まちづくり」中島明子 和洋女子大学教授
(4)13時50分~14時30分
「復興の現状と防災対策」(仮) 二上洋介宮城県石巻市危機対策課長
・宮城県及び石巻市の復興の現状
・復興へ向けての課題、困難となっている点
・想定外の対応に対して、自治体はどのような対策をはかるか(地域防災計画の見直し等)■2.パネル討論「災害から何を学び、どのように対策をはかるか」
14時40分~16時20分(100分)コーディネーター 菅原 敏夫 地方自治総合研究所研究員
パネリスト
・二上洋介宮城県石巻市危機対策課長
・中島明子和洋女子大学教授
・坂本茂雄高知県議(津波対策、長期避難先の確保で中山間との交流されている)