3月6日全日本自治体労働組合(自治労)のシンポジウム「被災から3年、災害に強いまちをどうつくるか」が行われました。
これは東日本大震災女性支援ネットワーク(RT)が執筆に加わり、昨年9月に発行された「災害に強いまちくり」(自治労発行)を契機に、自治労として、大規模災害対応を踏まえ、特に女性の視点を重視した取組みの一環です。 続きを読む…
2013年9月28日(土)、29日(日)、静岡県原子力広報研修センターにて、「女性のための防災・減災リーダー養成講座」(主催:特定非営利活動法人 御前崎災害支援ネットワーク)が開催されました。
「御前崎災害支援ネットワーク」会長の落合美恵子さんは、2004年の中越地震の後、ファイナンシャルプランナーとして被災地調査で厳しい現実を目の当たりにして戻ると、地元の人たちは東海地震が来るというのに、のほほんとして何も準備していない状況を何とかしたい(啓蒙や訓練、研修会)と声掛けをして集まった人たちで「御前崎災害支援ネットワーク」を立ち上げました。その後、様々なボランティア活動の中で女性のご苦労など聴く機会があり解決策を探っていました。 続きを読む…
東日本大震災では、阪神淡路大震災の経験を活かせずに弱者の立場にいる人たちの声が閉ざされてしまったケースが続出しました。
例えば男性リーダーのいる避難所では、みんなの顔が見えた方が安心という理由で段ボールで仕切ることすら出来ないなど、避難所の運営に女性が関われないことなどがその原因でした。女性など弱い立場にいる人は声を上げることが難しいゆえ、様々な困難を抱えた人に対するきめ細かな配慮が求められますが、その視座は日常においても性別役割分業が根強い日本においては、非常時はジェンダー秩序が更に増幅されるからこそ大切にされなければならないにもかかわらず、その仕組みは出来ていません。 続きを読む…
7月19日(金)、第2期復興実施計画(2014年度―2016年度)の策定に向けた「東日本大震災 復興に関する女性との意見交換会」(岩手県復興局主催)が、エスポワールいわてで開かれました。
各分野で被災地支援に取り組む13人の女性が招かれ、県からは約30人が出席し、普段の活動で感じたことや被災地の実情などについて意見を交わしました。
教育や就労支援の必要性、防災意識のズレや低下を指摘する声などがあがるなか、 続きを読む…
「災害リスク削減とジェンダー主流化シンポジウム~災害と女性 世界の流れ・日本の流れ~」(2013年6月8日開催)報告を、「男女共同参画と災害・復興」ネットワークから寄稿していただきました。
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さる6月8日に、城西国際大学ジェンダー・女性学研究所と「男女共同参画と災害・復興」ネットワークの共催で、城西国際大学紀尾井町キャンパスで開催されたシンポジウム「災害リスク削減とジェンダー主流化シンポジウム~災害と女性 世界の流れ・日本の流れ~」は、多くの方にご参加いただき、活発な議論を展開することができました。 続きを読む…
2013年5月29日(水)、AAR Japan(難民を助ける会)事務所において、Quality & Accountability(Q&A=説明責任と品質管理) ワーキンググループの会議が開催され、18人が参加しました。
これは、東日本大震災の支援活動に関わるNGOを中心に、 続きを読む…
「ジョイセフ・カレッジ」とは、これからの東北の未来を担う女性リーダーをつくる、女性のための学びの場です。各界の魅力的な女性パイオニアを講師陣にお迎えし、自分を知り、自分との付き合い方を学び、そしてさらに自らの考えを東北のために行動に移すことができる女性を育成することを目的に、宮城県仙台市で7月6日~11月23日の間、全10回のカリキュラムを開催します。
自分を知ることで自信を深め、そのパワーで東北を元気にしていこうと願う、やる気あふれる女性の受講生を募集しています。ご興味お持ちいただけましたら、ふるってご応募下さい。
以下にて募集要項をご連絡致します。
■応募資格:
・16歳以上の女性
・東北を元気にしていきたい人
・東北でがんばりたい人
・自分の可能性を広げたい人
・メールでの連絡が可能な人
■期間:2013年7月6日~11月23日(全10回)
■講師陣:冨永愛、大葉ナナコ、堂珍敦子、向田麻衣
ユール洋子、青木愛、の各氏他
■実施場所:宮城県仙台市(会場:メディアテーク他)
■募集定員:40名 続きを読む…
「NPO法人イコールネット仙台」代表理事の宗片恵美子さんは、震災前から防災・災害復興を重要課題ととらえ、「災害時における女性のニーズ調査」を実施し、提言されておられました。また、この調査結果は、震災直前とも言える2011年3月1日、内閣府中央防災会議「地方都市等における地震防災のあり方に関する専門調査会」において、報告されていました。
この報告は、3.11直後からの男女共同参画局にとって、力強い指針になったはずです。宗片さんは、現在もこの調査会の委員ですが、被災後は、「エルソーラ仙台」での「せんたくネット」の他、支援活動を続け、昨年10月末に仙台で開催された「日本女性会議2012仙台」でも副実行委員長を務められ、大成功に導きました。「イコールネット仙台」は、こうした活動とともに、2011年秋に、宮城県の被災女性への調査を実施し、その報告書が刊行されましたので、これを機会に寄稿していただきました。 続きを読む…
2012年12月8、9日に、東京大学本郷キャンパスにて、「復興元年を総括するー持続可能な社会の条件」という連続セミナーが開催されました。一日目は「東北の女性はなぜ立ち上がったのか―ジェンダーと多様性」、二日目は「食・雇用・コミュニティ―生存と持続可能性へのチャレンジ」というテーマで、被災地で復興に力を尽くしている女性たちを招いての報告と研究者によるコメント、フロアからの質問も交えての総括討論が行われました。メンバーの一人が二日目に参加し、レポートを書いてくれました。 続きを読む…