毎日新聞 2012年06月03日 地方版

 福島第1原発事故による放射能汚染から子供たちを守るとともに、原発から自然エネルギーへの転換を目指す「女性ネットワーク(NW)みやぎ」を県内の女性71人が呼びかけ人となり結成し、仙台市内で2日、約300人が参加して初のつどいを開催。東北電力女川原発を再稼働させないために行動することなどを盛り込んだアピール案を採択した。

浅野富美枝宮城学院女子大教授や山田いずみ弁護士ら5人がNWの共同代表に就任した。つどいでは、長谷川公一東北大大学院教授(環境社会学)が記念講演し、火力発電の設備利用率の引き上げなどによって「脱原発」は十分可能だと指摘。そのうえで、事故後に22年までの全原発稼働停止を決めたドイツの例を紹介し「エネルギー問題は倫理的な観点から判断すべきだ」と強調した。【影山哲也】

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