東日本大震災から1年3カ月。
インクルいわてのメンバーは、自分たちの住むこの岩手が被災したことで、潜在化していた様々な問題がむき出しになり突きつけられて、今何が出来るのか 何が求められているのかをずっと探ってきました。

社会的排除リスクの高い方々(低所得者、ひとり親世帯、女性、子供など)つまり社会的弱者がそのまま災害弱者となりました。

時間がたつにつれて やはり復興格差が顕著になってきており、その原因は支援格差以外に「震災以前から抱えている状況」によるものだと確信しています。


6月15日・16日、被災女性とシングルマザーのために開催した「インクルフェア」では、東京から駆けつけてきたシェフが、とびきり美味しい料理をふるまってくださいました。

 

岩手では知事が所信表明で、復興に向けた基本理念として弱者を支え合いで取り込む「社会的包摂」を提唱。「高齢者や女性、障害者、子どもなど誰もが社会の中でつながりを持てる形で復興計画を推進する」と述べています。
また、復興基本計画は「社会的包摂の観点に立った取り組みの展開を図る」としています。

立派な建物や、道路や、橋ができても、震災前の状態に戻っても復興にはならない。震災以前からある問題に目を向け支援していかなければ、災害弱者は復興できません。

人々の生活の復興は、対処療法的な対応や支援では実現できません。この震災を機に様々な人がつながり、包まれる社会をつくる、それは被災者に求めるだけではなく、支援者同士がもっとつながることを意味します。

支援者自身が今までの価値観に縛られずに他を知り、多様性を認め繋がっていくことが必要ではないでしょうか。

そのつながりが「社会・地域のセーフティーネット」となり、被災地に張り付き充実していけば。様々な支援から漏れる人がないような 細かい網の目のネットづくりが今必要です。

災害弱者が、ひとり親世帯の方々が、網から目からおちないよう繋がり、受け止められる活動。声なき声が聴きとられ、丁寧に拾われ、受け止められ、ひとり1人が一歩を踏み出せる地域社会を目指す。

インクルいわての活動がそれらの一助となるよう、被災支援をしていきたいと思っています。

インクルいわて 山屋理恵

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