東日本大震災女性支援ネットワークから、メーリングリスト参加のお誘いです。

甚大な被害をもたらした2011年3月11日の東日本大震災後、私たちが目の当りにしたのは、仕切りがなくプライバシーのない場所で疲弊する避難所の女性たちや、運営に参画できず食事づくりだけを担わされる女性たちの困難、被災地で増える女性への暴力、復興計画策定などの意思決定分野に女性があまりにも少ない現実でした。

これはつまり、日常時における男女共同参画が進んでいないことであり、男女共同参画を進めていくことこそ、災害に強い社会をつくることでもあると実感したのです。

そこで、昨年5月、私たちは、災害復興と防災の分野でのジェンダー主流化をめざし、被災地の女性たちをエンパワーしていくために、オックスファムジャパンからの支援を受け、東日本大震災女性支援ネットワークを立ち上げました。

これまでに、多様性の視点に基づいた研修や・好事例集をつくること、被災地の支援に携わった女性たちからの聞き取り調査、フォトボイス、被災地での女性に対する暴力調査、被災地の女性団体への支援など、1年走り続け、そして政府や被災3県へさまざまな政策提言を行ってきました。またこの活動の詳しい内容は、このサイトをご覧ください。

しかし1年経っても私たちの使命は道半ばです。復興過程へジェンダーの視点を入れていくこと、さらに、近い将来起こる可能性の高い震災に備えて、防災計画にジェンダー視点を入れていくことは、進めていかなければならない課題でしょう。私たちは、このため防災に男女共同参画の視点を入れるための研修ツールも開発し、ぜひ地域や行政、組織や職場で活用していただきたいと思っています。

また、被災地で力を出している女性や社会的脆弱な立場の方たちとつながりながら、さらに全国各地の意を同じくする方たちと、この問題に取り組んでいきたいと思っています。

そしてそのための場をつくろうと、メーリングリストへの参加を募ります。

「震災と女性の問題でこんなイベントを企画しました」「仲間と被災地で女性や子ども支援のプロジェクトを始めたいので知恵を貸してください」「地域で防災に関する研修を行いたい」「復興庁は女性や社会的弱者に対する政策に関してこんなことを打ち出したようです」「県外避難者のためのイベントを企画しました」などなどジェンダー視点からの震災復興に関することならなんでもOK。

参加は無料。
ぜひ、あなたも参加して一緒に発言してください。災害・復興・防災と女性に関する情報を相互発信する場をつくりましょう。

東日本大震災女性支援ネットワーク共同代表 竹信三恵子 中島明子

 メーリングリストお申込はこちら

 

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協力:国際協力NGOオックスファム・ジャパン
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