震災で被災した人などを対象にことし3月、全国で始まった無料の電話相談に、開設からの4か月間でかかってきた電話はおよそ200万件に上ることが分かりました。

「よりそいホットライン」と名付けられたこの電話相談は、被災した人の孤立を防ぐとともにあらゆる人の悩みに対応できる相談窓口を作ろうと、東京に事務所を置く団体が国の補助を受けて、ことし3月11日に全国で始めました。

福祉などの専門家と相談員が連携して毎日24時間相談に応じ、開設からの4か月間でかかってきた電話はおよそ200万件に上ることが運営団体のまとめで分かりました。

このうち、実際につながったのはおよそ6%の12万1000件余りで、優先的に対応している被災地や被災者が避難する地域からの電話が半数近くを占めているということです。

相談の中には「震災で家族を亡くし、1年たっても何をする気にもなれず寂しさがさらに募っている」という声や「自分が作った農産物から基準値を超える放射性物質が検出され出荷できなくなった。今後の生活を考えると不安で死にたくなる」といった深刻な声が多いということです。

運営する社会的包摂サポートセンター東北コーディネーターの山屋理恵さんは「態勢を強化するとともに、必要に応じて支援機関への橋渡しなどもしていきたい」と話していました。

電話相談の番号は、0120ー279ー338です。

NHK 7月15日 6時17分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120715/k10013599451000.html

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