NIRAは、東北の復旧・復興の状況を定量的、客観的に把握するために、「東日本大震災復旧・復興インデックス」を作成しており、すでに、5回の更新を行っています。

今回は、2013年3月分までの震災発生から2年間の推移、また、産業基盤・生活関連基盤の回復状況や、生活者の視点に立った復旧・復興の状況を概観しています。

1.東日本大震災復旧・復興インデックスでみた被災3県の状況
本インデックスは、大震災で津波被害を受けた地域(被災37市町 村)の復旧・復興の状況及びその推移を把握する次の2本の「指数」からなる。①被災地での生活を支えるインフラなどの復旧度を示す「生活基盤の復旧状況」 指数、及び②被災した人々やその地域の生産・消費・流通などの回復状況を示す「人々の活動状況」指数。いずれも、震災直前(2011年2月)の状況を 100とした指数である。

●被災3県の「生活基盤の復旧状況」:2011年秋以降、大きくは進捗せず
今回延長分(2013年1~3月分)を含む昨年度の推移をみると、宮城県と福島県では緩やかな進捗テンポが維持されているが、岩手県では進捗のテンポがいっそう緩やかになっている。
瓦礫処理は3県ともに大幅な改善がみられ、人口移動関連の指標も改善傾向にある。岩手県・宮城県では鉄道、福島県では道路の再開区間が増え、交通インフラ の改善がみられた。しかし、教育・医療分野では、依然として進捗が鈍い。岩手県・宮城県では、小中学校の改善幅が小さいままとなっている。

*詳細は下記へ
http://www.nira.or.jp/outgoing/report/entry/n130611_709.html

研究報告書 [PDF]

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