東日本大震災女性支援ネットワークの活動が、「平塚らいてう賞」特別賞を受賞しました。

「平塚らいてう賞」とは、①平塚らいてうの研究、②男女共同参画社会の実現、③女性解放を通じた世界平和に関わる研究や活動のいずれかについて、研究を行う個人または団体に対して授与されるものです。



 

平塚らいてう賞 受賞者・受賞団体紹介

◆東日本大震災女性支援ネットワーク
(共同代表:竹信 三恵子 氏・中島 明子 氏)

研究テーマ : 東日本大震災で被災した女性たちのニーズが支援活動や復興過程に反映させられると共に、復興支援の諸政策にジェンダー・多様性への視点が組み込まれること

東日本大震災女性支援ネットワークのメンバーの方々は、3年間にわたり 共同代表の竹信三恵子、中島明子両氏を中心として東日本大震災の被災者― 特に女性に焦点を当て、復興支援活動を続けてきた。

その活動の特色は次のようなものである。

1.明確な目標と活動方針をもち、それに基づき活動を展開している。
2.復興過程におけるジェンダーおよび多様性の問題を直視し、できる限り女性や災害弱者の存在に注目し、問題解決を計ろうとしている。
そのための人材育成の必要も視野にいれている。
3.コミュニケーションを重んじ、ネットワーク内外で意見交換し、新しい復興支援のあり方を提案している。
4.視野を広く活動し国連や女性の人権団体とも交流している。
5.常に活動の成果をまとめ、チラシから単行本までさまざまな形で記録を残している。これらは現在のみでなく、将来の災害時にも参考となろう。

総じて言えば、このネットワークの方々は、災害支援をきっかけに多くのことを実践しながら学び、これまでにない新しい支援のありかたを経験を通して示唆している。平塚らいてうとは直接の関係はないが、以上の理由から「特別賞」に十分値すると選考委員全員が賛同した。

この受賞を励みに、今後もジェンダー・多様性への視点をふまえた復興支援活動を行っていきいたいと思います。
ご理解・ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。

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