2011年3月11日・東日本大震災・日本 ——
同年10月に始まる未曾有の大洪水・タイ
ジェンダー視点で災害を考えると何が見えるのか?
災害はジェンダーに関連するどのような問題を浮き彫りにしたのか?
異なる場所で大災害を経験した二か国の大学院生と研究者、実践者が、現在進行形の問題に迫る

■【AIT アジア工科大学院大学 × お茶の水女子大学 学生交流特別ワークショップ】 災害とジェンダー Gender and Disaster: Responses from Young Scholars ■

お茶の水女子大学大学院開発・ジェンダー論コースでは、これまで毎年タイのアジア工科大学院大学(AIT)との研修・交流プログラムを実施してきました。

今年度は、日本における東日本大震災、さらにタイでの大洪水という状況をうけて、「災害とジェンダー」をテーマとした連続講義と本ワークショップを主な内容とする代替的プログラムを実施しています。

※※連続講義は、未曽有の大災害とその後を経験している被災地の状況、様々な形でなされている支援の現状などをジェンダー視点から学ぶことを目的として開催され、好評のうちに終了しました。(連続講義詳細に関しては、本文末尾やジェンダー研究センターHPをご覧ください)※※

☆★☆ワークショップ終了後には、参加者を交えた交流会も予定しています☆★☆

【開催日時】:2012年2月29日(水)13:00-17:00
【会 場】:お茶の水女子大学理学部3号館2階 会議室
【参加費】:無料、
【申 込】:要
【言 語】:日本語/英語

【お問合/申込先】:igsoffice@cc.ocha.ac.jp(ジェンダー研究センター)

—–*—–*—–*—–*—–*** 内 容 ***—–*—–*—–*—–*—–

■タイにおける「災害とジェンダー」事例報告■
・フィリップ・ドニー(アジア工科大学院大学教員):『’Mental Health and Gender during Disaster’(仮)』
・日下部京子(アジア工科大学院大学教員):『ラオス山岳民族の移動となりわい:政策によって引き起こされた脆弱性のジェンダー分析』

■学生パネル・ディスカッション■

アジア工科大学院大学―ジェンダーと開発学コース
・タン・サムディ:『タイ大洪水とジェンダー:ツアーセクターの女性と日系企業の状況(仮)』
・佐々木 忍:『タイ大洪水とジェンダー:女性に対する暴力とケア・ワークの状況(仮)』

お茶の水女子大学 大学院博士前期課程開発・ジェンダー論コース
・スタンナード・ポリー:『災害と性的マイノリティ(仮)」
・高田 千尋:『企業による被災地支援とジェンダー(仮)』

■特別講演 & トーク■
◆講師:八幡 悦子(みやぎジョネット)
〈講師/所属団体紹介〉:震災が起きた当初から、精力的に女性のための活動を継続してきた経験から、被災直後から現在までの被災地の状況を報告してくださいます。みやぎジョネット(みやぎ女性復興支援ネットワーク)は、東日本大震災を受け、被災地女性と全国支援者の思いを結ぶことを目的に発足したNPO団体です。

◆全体コメンテーター:池田 恵子(静岡大学教員, 東日本大震災女性支援ネットワーク)
〈コメンテーター紹介〉:自然災害が多発するバングラデシュをフィールドに、貧困層、中でも女性の支援や防災に関して継続的に調査・研究をされてきました。現在の日本では、「災害とジェンダー」というテーマで研究を蓄積されてきた数少ない研究者の一人です。また、東日本大震災後に立ち上がった、東日本大震災女性支援ネットワーク・調査チームの一員でもあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Oxfam

協力:国際協力NGOオックスファム・ジャパン
URL:www.oxfam.jp